2020年8月11日の朝、自社の検索順位を確認して青ざめた人も多かったのではと思います。複数のサイトを管理している弊社でも、大幅な順位降下を確認しました。
しかしこれは、Googleのシステム障害による一時的な現象でした。同日の午後には解消に向かい、弊社でも12日には元通りになっていることを確認しております。どうぞご安心ください。
Googleの金谷氏からも、Google Webmastaersの公式アカウントを引用しツイートがありました。
Googleの発表内容
Caffeine(カフェイン)に発生した障害が原因であるとのことです。
Caffeineは、検索結果を表示するために使われるインデックスシステムです。
データベースから検索結果を構築するのに失敗して、昨日のような現象が起きたとのこと。
Googleのゲイリー氏の話を参考にユーザーが描いた図を参考に貼っておきます。
検索アルゴリズムのアップデートではない
昨日の順位変動は不具合によるもので、いわゆるアルゴリズムアップデートとは違います。
検索アルゴリズムとは、情報を検索しているユーザーに対して、関連性が高く役に立つ情報があるウェブページを、順位づけをし検索結果として表示させるための計算式です。
検索アルゴリズムは、検索キーワードの関連性やコンテンツの信頼性など200あるとも言われている多くの要因をランキングシグナルとして検討し、検索結果に反映します。
検索ユーザーにより良い結果をかえすため、ときおり検索アルゴリズムは見直しされ、アップデートされます。大幅な変更が加わった場合は「コアアップデート」とも呼ばれます。
ですので、昨日の現象はこのアップデートとは別の問題になります。
早とちりして情報発信している人もいるようですが、間違わないようにしましょう。
ユーザーの反応
Twitterでは、あまりに異常な検索結果が表示されていることをつぶやくユーザーや、それらを検索結果大喜利としてまとめるユーザーもみられました。
どうやら「検索結果が荒れるとGoogleブックスが出てくる」という豆知識は1つ覚えておいても良さそうです。
弊社でサイト管理中のお客様へ
弊社におきましては、始業時に検索順位チェックを行なっております。
しかし、管理しているほとんどのサイトが皆同時に順位が落ちている現象に不自然さを感じ、検索順位チェックツールもしくはGoogleの不具合ではないかと考えておりました。
継続して1位だったサイトが圏外に
1ページ目にランクインしていたサイトが40位〜50位台に
このような現象が見られましたが、現在は全て回復しております。
数時間で解消に向かいましたので、深刻なアクセス数の損失はございません。 どうぞご安心ください。
ご不明な点がありましたら、遠慮なくご連絡くださいませ。
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