今朝の日経新聞では「生成AIにマネー流入、企業価値2年で6倍 ChatGPTで脚光」とAI関連の記事が大きく話題になっていました。IT以外の業種でも2024年のうちにAI活用浸透度がグッと上がりそうとの予測(アクセンチュア株式会社最新調査)です。
生成AIとは
生成AIとは、収集したデータをもとにコンテンツを作成するAIです。
チャット形式で文章や表を作成するChatGPT
コピーライティング機能を持つJasper AI
プログラムコードを作成するAI Programmer
画像を作成するStability AI
WordPress に関する質問に回答する ChatWP
生成AIを使うと、コンテンツ作成が圧倒的に早くなります。
一方で、情報の不正確さやコンテンツ二次利用などの問題も抱えています。
Wix におけるAIの活用方法
2016年にはすでに、Wix ADI(人工デザイン知能)というAIによるホームページ作成機能がWix にはありました。質問に答えていくとホームページが出来上がるという仕組みです。
Wix はAIでの自動化を推進する一方で、ITサービスでは珍しい電話サポートを開始するなど、とても良いバランスでユーザーの支持を得ています。
結果、2021年には「スマートルーティング」等の独自技術で課題解決の先を行くサポート体験を提供したということで「Support DX Award 2021」に受賞しました。
この動画の中でWix 日本法人 積田社長は Wix のカスタマーケアでは
Zero Unhappy Customer (ゼロ・アンハッピー・カスタマー)
「すべての顧客を笑顔にする」
をミッションにしていると話されています。
Wix カスタマーケア部門統括 Ronen Ben-Davidによると、Smart Routing システムにより問い合わせ内容を元に最適な担当者を探索、専門知識のある担当者に直接繋ぎます。
カスタマーケアをきっかけにサービスの質を上げていき、ビジネスの成長に寄り添う。
それが Wix にとって大事なことであると。
チャットボットで完全に自動化をはかるのではなく、人との接点を残しながらユーザーの自己解決を促していくという Wix の考え方は、私たちのビジネスにも活かしていきたいところです。
経営者はAIとどう付き合う?
まずAIが万能であるという勘違いはしないことです。
特に生成AIは、まだ実務レベルで使えるものではありません。内容が正しいかどうかは人の目によるチェックが必要ですし、著作権の問題も解決していません。
生成されたものをそのまま使うのではなく、参考資料として使うならアリです。
ぜひ、こちらの記事でメリット・デメリットをお読みいただけたらと思います。
参考記事:
Wix、デジタルチャネルを活用した革新的なサポート体験を表彰する「Support DX Award 2021」を受賞
〜Wix のカスタマーケアが高い評価を受けた初めての賞に〜
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